「画面にウィンドウが表示される」——この当たり前の動作の裏で、OSごとに全く違う仕組みが動いてる。GUIの表示方式(ディスプレイサーバー)の違いを知ると、各OSの「もっさり感」や「ヌルヌル感」の理由が見えてくる。
Windows:DWM(Desktop Window Manager) — Vista以降、全部のウィンドウを一度オフスクリーンバッファ(GPUメモリ上)に描画してから合成表示する方式。このおかげでAeroの半透明とか、プレビューとかが実現できてる。Windows 11で丸角ウィンドウやスナップが増えたのもDWMの進化のおかげ。
各OSのGUIアーキテクチャ:
| Windows | macOS | Linux | |
|---|---|---|---|
| ディスプレイサーバー | DWM(カーネル内蔵) | Quartz(カーネル内蔵) | X11 / Wayland |
| 描画モデル | 全部GPUで合成 | 全部GPUで合成 | Waylandは合成、X11は古典的 |
| コンポジター | 分離不可 | 分離不可 | 独立(sway, Hyprland, mutter…) |
| アニメーション | そこそこ | 超ヌルヌル | コンポジター次第 |
| マルチDPI | △ アプリごとに挙動が違う | ◎ Macは得意 | △ Waylandで改善中 |
macOS:Quartz — AppleがハードもOSも握ってるから最適化が異常。ピクセル単位、フレーム単位でチューニングされてて、あの「ヌルヌル感」は他OSが出せない。
Linux:Wayland vs X11 — X11は1984年設計の古代遺物。今も使われてるのは互換性のためだけ。Waylandは後継で、モダンな設計(全部GPU合成、セキュリティ分離)。でもまだ互換性問題が残ってる(NVIDIAドライバとか、スクリーンショットツールとか)。
WaylandはHyprlandっていうコンポジターが特にカッコよくて、ヌルヌルアニメーションのワークスペース切り替えができる。開発用に使ってるけど、ゲームはやっぱりWindowsが安定してる。